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リノベーションと断熱に関して質問です。現在築45年になる土壁の家をリノベーションしています。少しでも気密性の高い家にしたいと建築家と相談し、断熱材についてもいろいろと調べてみました。今回使用する断熱材は、壁:16K 100mmのグラスウール(品番:HV1610L)、 床:コンクリート基礎の中にスタイロフォーム、床下には製品名は分からないのですが、発砲スチロール系の断熱材屋根:高性能16K 155mmのグラスウール(品番:HV16155A)と、数箇所に高性能16K 105mmのグラスウールを使用することになりました。梁を出してくるデザインなので天井はない部分も多いです。数箇所天井を造作し、その上に屋根が来る場合があるのですが、そこも高性能GW155mmを屋根下へ直接入れていただくことになっています。その他お風呂は在来工法でコンクリートブロックを積み上げて作るため、お風呂周りはスタイロフォームで取り囲む形で断熱材を入れました。1Fと2Fの間にも10Kの100mmのグラスウールを入れます。居住地域は東海で比較的温暖な地域です。
また、元々あった土壁も残します。
(屋根の土は取りました!)なので、壁厚は相当なものになると思います。(グラスウールを敷き詰めた後には気密シートを全面に貼るそうです。)施工は、室内→石膏ボード→気密シート→グラスウール→土壁→構造用合板→透湿防水シート→通気層→サイディングこの断熱施工で大丈夫でしょうか?
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外壁についてコメントさせてください。私なら危なくて採用しません。
書くと長くなるので、東海地方の土壁断熱改修実験の2つの情報をはります。どちらも同じ方が関与しているのですが、最初の方の論文に私は賛同し、あとの方の論文に異議があります。http://www.gbrc.or.jp/contents/documents/GBRC/GBRC117_593.pdfhttp://www.mochizuki-komuten.co.jp/news/images/tutikabe_siryou.pdf私の意見は、①断熱材は土壁の外側に来るべきこと②断熱材の外気側に透湿抵抗の高いものを置かないことの2点に尽きます。1番目の論文はこの2つが留意されています。特に問題となる耐力面材についてもOSBは論外ですが、構造用合板ではないものが推薦されています。私はこれなら十分に納得できます。逆に2番目の論文にある1年間の実測値では確かに湿度制御がうまく行ってますが、これは施工がそれなりにうまく行った場合の例で、もし何らかの水蒸気や雨などの進入が壁にあった場合にはその乾燥が極めて遅い構造になっています。この2番目の例では問題になるのは、耐力面材ではなくて外側のポリススチレンです。2つの論文を設計者の方に見せて、もう少し勉強されるように言ってください。
でも日本の代表的な専門家の方でもこういう考え方をされるのですから無理もありませんが...補足説明を頂きましたので、コメントいたします。質問者さんの断熱改修で提案されている構造は、湿度制御の観点から見た場合、完全封じ込め型の解決方法です。室内側は防湿シート(ポリエチレンシート)ですから、湿気は完全シャットアウトです。外側は土壁(これも結構透湿抵抗値が高い)と構造用合板(これも極めて透湿抵抗値が高い)のダブル構成になっています。この構造でシュミレーションを行うと、安全という計算結果がでてきます。
何故なら湿気は内外どちら側からも入らないという条件の計算になるからです。ところが現場では多くのミスが起きるのが実情ですし、経年的にも屋根の一部から雨が進入したり、地盤面から水分が毛管上昇することも珍しくありません。こうした場合にこの封じ込め構造は逆に湿気が逃げない密室構造となります。もし設計者の方がこの構造なら絶対の自信があるので、今後30年間の責任保証の一札をいれるとでも言うならべつですが、そんなことはまず認めないでしょう。
この構造は、施工時のミスがなく、すべてがうまく行った場合には機能する構造です。
でもそのように上手くいきますか? これはリスク管理の問題なのです。
構造用合板の透湿性能が相対湿度や温度変動の変化によってどのように連動変化するかなど、専門的なことはここでは書きませんが、こうした封じ込め構造はお勧めではありません。せめてどちら方向にでも良いので湿気が逃げにくい構造になさることをお勧めします。その方向は東海地方では外側がベターであると思ってます。内側でも完全封じ込めよりはましです。
次回の賃貸情報けんさくんへも見に来てくださいね